そんだけもてりゃ、やせるも太るもどうでもよくなるか
関本佳史独演会「よんぱか」出演関本佳史
コント8本
3月28日土曜日18時開場18時30分開演
ライヴスペース「秘密基地」
前売り1000円 当日1500円
コメントいただければ前売り扱いとしますよって。
大事なことは書けました。ツ離れしますように。
先日書いたことの続きとなります。先日はおたくがどうこうしたと書きました。で、途中に真っ向受け入れてくれるかいなか、ということが途中にでてきて、そこは軽くかいて終わりました。今日はそれについておねおねと。
真っ向受け入れてくれる、全面的肯定とでもいいましょうか。そういう人間は残念ながらいないのです。実に残念です。いないのです。ペットはどうも自分を肯定してくれるような気になりますが、ペットはだいたい動物です。人とは言えませんし、人がペットならはそれはそういうような趣味となり話はまた違うステージに移行します。
いないのか、となりますね。いるだろう、と思いたいところですが、いないのです。となると、どうなるかというと、そこまで受け入れてない人間にこういわれても知らんがな、となるのです。
「俺がおまえぐらいの歳のころはな」
知らんがなです。残念なのかどうなのかはわかりませんが、あなたのようになりたいと思っていないわけど、俺がお前ぐらいの歳のころはなああ、と言われたらもうそれは「でたよ」とか「はじまるよ」とか思いながら聞くしかありません。
ここが見えてこないと何も見えてこないのです。です、といいきりました。
なぜ和民の前の社長はあんなに得意気なのか。それはそこからきます。社長です、それもわりかしちやほやされています。ちやほやされてるところにはされているでしょう。しかし、視聴者はそこまであのおじさんを受け入れていません。どちらかというと、うっとうしいぐらいに思っています。金持ちが陥りがちなところです。金持ちは肯定されているだろう、と。そない肯定しません。ある金持ちに近づいていくらかもらえるという立場になれば恰好だけでも肯定してる風を装いますが、そんな立場でもありません。そうなるとどうなるとかというと、「なぜ、和民のおじさんはこんな得意気なのだろうか」ということになります。
とはいうものの、人はどうしてもお金があるような感じとか、有名な感じ、てのに弱いものではあります。ありますが、そこまでではないのです。
あなたの得意気はどこの世界でも通用するものではない。残念ながらそうなのです。
20歳ぐらいの時です。私の同級生がランドクルーザーという車を買ったというのです。「ほおおおお」といいました。しかし、話をするにどうも彼は「ほおおおおお」以上の言葉を求めているようなのです。しかし私には「ほおおおお」以上ないのです。スーパーライフでトランクスを買ったよりは驚きますが、といって、「ほおおおお」以上のものはなかったのです。それは私が車に疎いからかもしれません。彼が「バンブーダンスサークルを作った。今度見に来ないか」と言われたら私は体をのりだしていったっでしょう。「ぜひ見に行かせてくれ」と。しかし、ランドクルーザーはよくわからないのです。
で、またかいな、となりますが、ここで岡田斗司夫さんのことを書きます。あの人は何者だろう、ということを考えていたのです。あの人はその辺のことをすごく敏感にかぎとる人ではないだろうか、と。
和民の話にもどりますが、あれは結局なにかというと、大企業の社長であり、成功者と呼ばれる人間はだいたいの人間から尊敬されるだろうという勘違いからあの顔があるのです。乱暴にいうとランドクルーザーもそうです。だいたいの人間はそれなりに何か思うだろうと。
岡田さんはたぶんそういうことは思っていない。うん。たぶん。何人かでいい、と思っているのです。当然人間ですから受け入れられたいと思っているのですが、10パーセントぐらいの人間でいい、そう思っているでしょう。どうあれ、完全に受け入れてもらうなんてことはないのですが、ないうえに人はすべての人から尊敬されたいぐらいに思ってしまうのです。もうそれは延々にギャップはうまります。
ごくごく何パーセントだけでいい。そう思って行動してる。
ここが見えてきたらだいたいが見えてきたのです。
私をもっと持ち上げなさいよという感じが見えない。和民さんからは見えますね。といって岡田さんが権威的でないかというと、なんか権威的なにおいはする。権威的なにおいはするが、馬鹿にされても平気な感じのあの余裕。つまりそういうことなのですよ。